ウエスト西のP/Sブログ

パチンコ・パチスロを256倍楽しむお話し!

ゴトってどんな行為?【1】

 

f:id:west_nishi:20190728223029p:plain

 

 

□□□ 不正を行う行為「ゴト」

 

 パチンコ店で正規の遊技ではなく不正を行ってお店が意図しない方法で出玉を盗み出す行為をゴト行為、ゴトを行う人をゴト師と呼びます。普通とは違う、悪さを働くことを「仕事」と呼んだりもすることから「シゴト」→「ゴト」という言葉ができたようです。(必殺仕事人で藤田まことさんが扮する中村主水が暗殺に向かう際に「さぁ仕事だぜ」って言っていましたよね)そして不思議なのは悪いことをする人に「師」が付くことですよね。ゴト師もそうですし詐欺師とかスリ師とか犯罪者に師の文字がつくようになったのはなぜなのでしょうか。医師や教師など専門の能力を使う職業の人に師の文字が付くようですね。たしかに詐欺やスリなどの犯罪は一種特殊な能力が必要で昔はそのような悪者に対して決して自分にはなれないロマンみたいなものを感じていたのかも知れませんね。

 このゴト師という呼び名はかなり一般にも浸透していてパチンコ・パチスロを打つ方なら誰でも不正を行う人を指す言葉という認識があると思います。ゴト集団と対決する会社組織を描いた「ゴト師株式会社」という漫画がヒットし映画にもなったことでさらにゴト師という呼称は一般的になっていったのではないでしょうか。ひと玉4円、メダルであれば1枚20円もするパチンコ・パチスロは様々な個人、集団に狙われても不思議ではありません。ゴトによる被害は年間数百億円といわれており数百億と幅の広い推計はゴト行為の把握の難しさを表しているとも言えるでしょう。表面化して認知されている被害額はほんの氷山の一角なのかもしれません。お店が被った被害は結局われわれプレイヤーが最終的には負担するということは言うまでもありません。

 

  • 不正に玉メダルを盗む行為を「ゴト」という
  • ゴトの行為に及ぶひとを「ゴト師」という
  • ゴトの被害者はわれわれ善良なプレイヤー

 

 

□□□ ゴトの代表例 磁石

 

 不正に玉メダルを盗み出す行為は数え切れないほどたくさんの種類があり枚挙にいとまがありませんが代表中の代表をいくつか書いていきたいと思います。まず最初に挙げられるのは磁石ゴトです。パチンコ玉は鋼鉄でできており磁石に引き寄せられます。パチンコは玉が特定の穴に入ることで払い出しを受けることができ、穴にたくさん入ればたくさんの玉を獲得できます。玉を磁石で自由にコントロールして穴に導こうと考えるのはある意味自然なことだと思います。ガラスに磁石をかざして玉をくっつけて目的の穴に導くというゴト行為はパチンコが登場したはるか昔から行われていたと思います。そしてこの古典的ゴトは現在のパチンコ店においても現役で活躍?している不正行為なのです。現在のパチンコ店で行われている磁石ゴトは目的の穴に直接誘導するという行為は少なくなっていて、磁石で玉をくっつけて後続の玉をどんどん吸い寄せ、玉の塊のブロックを作り出し、特定の方向=スタートなど有利な穴にしか玉が寄らなくなるという使われ方が多くなっています。ゴトではなくても玉の塊(ブドウのように粒が一箇所に固まっているように見えるのでそのままブドウと呼ばれています)ができてしまうことがあるのでもしお店に見つかっても言い逃れができますし、玉の寄りによっては出玉率がたちまち100%を超えてくるのでリスクの割にリターンが大きいゴトだと言えます。パチンコ台のガラスはかなり厚く二重になっているのでかなり強力な磁石でないと玉を吸い寄せることができません。私も試しに(もちろん勤務している店舗の閉店後に)事務所にある一番強力な磁石をガラスに当ててみましたがまったく玉は反応しませんでした。玉を吸い寄せるほど強力な磁石を私はまだ見たことがありません。

 

  • 玉は磁石に吸い寄せられる
  • 磁石ゴトは太古の昔から存在
  • 玉の塊(ブドウ)を作り玉の流れを有利な方向に変える

 

 

□□□ ゴトの代表例 釘曲げ

 

 前述の磁石ゴトは目当ての穴に玉を誘導するものでしたが、この釘曲げゴトは目当ての穴に玉が入りやすくするために釘そのものを曲げてしまう不正行為です。ここで釘のサイズについて少々書いてみます。釘はしんちゅう製で長さは33mm。そのうち盤面から飛び出ている部分は18mm、盤面の中に打ち込まれている部分は15mmになります。釘本体の直径は2mmで傘の部分は直径4mmとなっています。もしご自宅にパチンコの釘と似たようなサイズの釘があったら木の板に打ち込んでみてください。(決してお家の床や柱に打ち込まないようにお願いします)その打ち込んだ釘を手で曲げてみてください。かなり固くてなかなか曲がらないはずです。一般的な釘と材質は違いますがしんちゅうの釘も手で曲げるにはかなりの硬さです。ゴト師はその釘を曲げてくるのです。

 ガラス扉の鍵をこじ開けて釘を触る場合もありますが現在メジャーな釘曲げゴトの方法は店員にガラス扉を開けてもらう方法です。上皿に硬貨やゴミなどの異物を詰めて店員を呼び「玉が飛ばない」と伝えます。店員がガラス扉を開けて一生懸命異物を取り除いているその隙に目的の釘を手で曲げてしまうのです。これを聞いて本当にそのようなことが可能か、店員は気づかないのだろうかと思うでしょうが事実なのです。新人や女性の店員が近くを通りかかるのを見計らって声を掛けるゴト師もいます。CR天龍やCR天下一閃のような一発台系の台が狙われたり、CRめぞん一刻やCRヤマトの甘デジのようにスルーの釘を開けて通常時から電チューが頻繁に開く台が狙われたりしました。今後もパチンコに釘がある限りこの釘曲げゴトは無くならないと思います。

 

  • 釘を曲げるために店員にガラスを開けてもらう
  • 釘は意外と硬く曲げづらい
  • 釘曲げゴトは無くならない

 

 今回はゴト行為の定番中の定番を挙げてみました。次回以降でクレジット上げゴトやAT誘発ゴトなどのハイテク系のゴトについても書いていこうと思います。ここまで読んでいただきありがとうございます。 

 

それでは、また。

 

 今後も当たり前の常識から、意外とみなさんが知らない話まで幅広く記事を書いていこうと思います。

 

 コメント欄フルオープンでみなさまをお待ちしております♪