ウエスト西のP/Sブログ

パチンコ・パチスロを256倍楽しむお話し!

お店の高設定投入の考え方【予算に合わせて投入】

□□□ 予算に合わせて放出

 

 年間の計画、月間の計画、日々の計画。
 たいていのパチンコ店ではそれぞれ長期、中期、短期で売上や粗利、さらには経費を引いた営業利益の目標を立てて日々の営業を行っています。利益率の低い(還元率の高い)お店はたくさんの出玉を出していることになりますし、逆に利益率の高い(還元率の低い)お店はあまり出玉を出せなくなります。

 また同じお店でも時期によって、あるいは予算の達成率によって打玉の量は日々変化してきます。以前にお店はなるべく設定を入れたいと思っているという記事を書きましたが、これは本当の話で低設定のオンパレードではお客さんがいなくなってしまうことをお店は重々承知しているからなのです。

 そのお店が予算を達成していてノルマ的に余裕があるのか、それとも粗利が足りなくでお客さんから利益を多く取らなくてはならない状態なのかはなかなか外から見て判別することができません。

 普段からデータ表示器やデータ公開システムを利用してそのお店が最近出ているのか出ていないのかを確認することは重要になります。
 月初から予算を使いすぎるのを嫌って最初は慎重に設定を入れ来るお店。逆に月末に予算の不足分を取りに来るお店。あるいはその月に取りすぎた粗利を放出してくるお店。などそのお店のパターンが見えてくることがあります。中小のお店では機械代や人件費、光熱費などの支払いのためにその月々で現金収入が必要になる、お金に余裕がないところも多くあるのでこの傾向は顕著かも知れません。

 

  • 利益の達成率に応じて設定投入率が変化する
  • 多くのお店には月のノルマがある
  • 中小のお店はノルマの達成によりシビアな傾向(強い回収をする可能性)

 

 

□□□ 機種ごとでも予算が組まれている

 

 お店には日々のノルマ、月や年単位の目標、ノルマがあることは先程書いた通りです。
 さらに細かく見ていきますと1機種1機種にも売上や粗利の目標が設定されています。これはすべてのお店ではなく1機種1機種ごとのノルマを設定しているところとしていないところに分かれます。
 当然、人気機種は還元率が高く不人気機種の還元率は低くなる傾向にあります。
 人気機種の放出が月末に近づいてもかんばしくなかった場合は狙い目になります。予定通りの還元率に近づけようとお店も設定を入れて調整しようと考えるからです。
 そしてその高設定を打ってもらうためにはお客に伝わるように放出日に意味を付加する必要があります。そのため、お店の得意とする特定の数字がつく「特定日」に打ちに行ったり、いつも違うポスターが出ていたり、いつもと違うメールが届いた日に勝負すると高設定に座る確率が上がると思います。

 もう一つ注意しなくてはならないのはパチンコとスロットのバランスです。「パチンコが出ているお店はスロットも出ているお店」とよく言われていますが私はこの考えは危険だと思います。たしかに長い期間で見れば優良店であればあるほどパチンコもスロットも玉を出しています。しかし月単位で見た場合、例えばパチンコが儲かりすぎて、スロットは放出し過ぎているという利益のアンバランスはよくあることです。そしてそのアンバランスを解消しようとお店は考えるのです。結果、パチンコの還元率を上げて、スロットでは利益を確保するというパターンが生まれます。パチンコが出ているからスロットも出るという発想は危険なのです。

 

  • 機種ごとでもその月の放出が足りているのか足りていないのかを見極める
  • パチンコとスロットの放出バランスにも注意

 

 

□□□ 設定の決め方、設定の投入場所

 

 どの機械に何の設定をどれくらい入れるのか。みなさんも気になるところですよね。
 設定の決め方はお店によって、人によってバラバラです。

  • 最近出ていないからなんとなく多めに感覚で設定を入れてみよう
  • 店長の好みの機種に高設定を入れよう
  • 角台だけ高設定を入れておけばいいよね
  • コンサルが偶数設定を使えといっていたから設定1はやめておこう
  • 専用のコンピュータでシミュレーションした利益に合致した設定を入れよう
  • 過去データから稼働と利益のバランスが最高になる設定の組み合わせにしよう

  などなど様々な手法、思考で設定を入れています。

  そのなかでスロプロと言われている人はお店のクセを盗んで高設定に座る確率を上げているのでしょう。

 ここでひとつ意外な設定投入方法を紹介します。
 それは「ランダムで設定を入れる」という方法もあるということです。

 台番号による設定投入や凹み台の設定上げ、放出台の設定下げなど様々な設定投入の考え方がありますが、時によってそれはお店のクセとなりそのクセに気づいた人だけが高設定に座れるという不公平が生まれることがあります。その不公平をなくすために「シャッフル機能」が搭載された設定シミュレーションのソフトを使っているお店もあるのです。
 「シャッフル機能」とは想定する売上や粗利に応じてあらかじめ設定の数だけ決めておき、何番台に何の設定を入れるのかは完全にランダムで決めてしまう機能のことです。

 これにより完全にクセというものが無くなるので特定の台番号に設定が片寄ることもなく、設定の上げ、下げにも法則がなくなります。

 設定を読んでもらうというのもお店の集客のテクニックなので私はこの「シャッフル機能」に全面的に賛成はできませんがお店が気づかないうちに特定の人だけが着席段階から高設定を狙える可能性を排除できるのは良いことだと思います。

 

 本日も最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
 少しでも高設定をつかむためのヒントになれば良いなと思います。

 

 それでは。また。