パチスロの設定変更について【変更手順と設定の決め方】
□□□ 設定の呼び方と出玉率
パチスロには設定があり設定によって出玉率が変化し、お店は設定を変えることで利益のコントロールをしています。スロットを遊技する方であれば誰でも設定の存在をご存知のことだと思います。2018年の新規則施行によりパチンコにも設定の搭載が可能になりました。徐々に設定付パチンコが増えてきていてスロットと同様にパチンコをプレイする上でも設定を意識するようになっていくのだと思います。スロットもパチンコも設定は最大で6段階を搭載することができます。一般的に最も出玉率が低い設定に「1」を、出玉率が最も高くなる設定に「6」の呼称が割り振られています。慣用的に1~6の数字を使っていますが機種によっては数字以外の呼び方を使っている場合もあります。例えば私の大好きなハナビの兄弟機、アクロスのハナビ通においては最高出玉率の設定の呼称は「H」となっていますし、大都技研のサザンアイズにはビタ押しで劇的に出玉率がアップする設定「C」が搭載されています。設定付パチンコにおいても数字以外の設定の呼称が使われていて三洋のPスーパー海物語IN JAPAN2では設定「H」「L」の二段階、高尾のP沼は「A」「B」「C」の三段階設定が搭載されていました。AとCではどちらが玉が出るのか瞬時に判断できないのでできれば数字で表して欲しいところですね。とりあえず設定の数字が大きくなるほど出玉率が高くなり、たくさん玉・メダルが出ると覚えておいて差し支えありません。
- 設定は最大で6段階まで
- 設定の数字が大きくなるにつれ出玉率がUPする
- パチンコにも設定がついている場合がある
□□□ 設定変更の手順
では実際にパチンコ・パチスロの設定を変更する場合どのような手順で変更を行っているのでしょう。自宅に実機を置いているのでなければ設定変更の機会はそうそう無いと思いますが店長さんが急に「好きな設定に変更してごらんなさい」なんて言い出すビッグチャンスが訪れないとも限らないので(100%無いと思いますが)知識として覚えておいても損はないと思います。
パチンコ・パチスロどちらでも設定変更をするには台を開けるカギの他に設定を変えるための「設定キー」というものが必要になります。この設定キーを設定変更用のカギ穴に差し込んで操作をします。
まずはスロットから設定変更の手順を説明いたします。
- 台の電源をOFFにする
- 設定キーを鍵穴に差し込んで回す(設定キーをONにする)
- 台の電源をONにする
- 設定変更ボタンで任意の設定を選ぶ(セグに数字が表示される)
- レバーを叩く
- 設定キーを回し元の位置に戻す(設定キーをOFFにする)
台の扉を開けるとどこかに必ず電源スイッチや設定変更用のカギ穴、設定変更ボタンが配置されています。台の中のセグや筐体表面のペイアウトやクレジット表示のデジタルを利用して設定キーがONになっているときだけ設定が表示されます。設定変更ボタンを押すと1→2→3→4→5→6の順に設定が変わり6の次はまた1に戻ります。台の電源をONにしたまま設定キーをONにすると現在選択されている設定を確認することができます。
設定付パチンコの設定変更手順は以下のとおりです。
- 台の電源をOFFにする
- 設定キーを鍵穴に差し込んで回す(設定キーをONにする)
- ラムクリアボタンを押しながら電源をONにする
- 設定変更ボタンで任意の設定を選ぶ(セグに数字が表示される)
- 設定キーを回し元の位置に戻す(設定キーをOFFにする)
レバーの操作が無いところがスロットとの違いです。また現在選択されている設定を参照する際にはスロットと違い一旦電源を切らなくてはなりません。電源を切ったのち設定キーをONにしてラムクリアボタンを押さずに電源を入れます。すると設定表示用のセグに設定が表示されます。
□□□ 設定の決め方
以上で設定変更の手順がわかったと思います。それほど難しい操作をしなくても設定変更ができてしまいます。設定変更をするには台の扉を開け、台の電源を落とさなければならないのですがこの簡単な知識でさえも設定変更判別につながることがあります。
ではそもそも、どの台に何の設定を入れるのかということはどのように決められているのでしょうか。結論を先にいうとお店によってまちまちでパチンコ店全般に通用する決まりや基準はありません。なんだそんなのは当たり前じゃないかと思った方もいると思いますが法人によって、お店によって、店長によって、設定の使い方は全然違ってくるということを認識することが肝となってきます。
設定はお店の予算で決まります。大雑把に言うと予算に余裕のあるお店はたくさん設定を使えますしそうでないお店は設定を入れられません。出ていた台の設定下げ、出ていなかった台の設定上げ。設定示唆演出が出やすい台の平均設定の底上げ。設定1の出玉率が低すぎる台の設定1回避。特定の台番号や、特定の場所(角台など)への設定投入。クセを読まれないための完全シャッフルによるランダム投入。などなど。とても「このように設定は投入されています」というような書き方はできません。ちょっと肩すかしかも知れませんが設定の決め方は無数にあり、同じお店でも時と場合により変化しますよとしか申し上げることができないのです。それでもまた機会がありましたらお店が考える設定の入れ方の一例や、ホールコンピューターによる高度な利益シミュレーションによる設定配分などのお話しを書いていきたいと思います。どうぞお楽しみに。
- 設定の決め方に共通する決まりごとはない
- シャッフルでランダムに設定を入れるお店もある
- 法人、お店、人、時期で設定投入の法則は変化する
今回はかなり基本的なビギナー向けの設定のお話でした。当たり前すぎる話かもしれませんがパチスロをはじめたばかりの方の知識の基本となれたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。