パチンコ・スロット台の価格【高額です】
□□□ 台は40万円以上
パチンコの貸玉料金は1玉4円以下(税抜き)であることはパチンコをしない人にもわりと広く知られていますが、パチンコ台の価格は意外と知られていないのではないでしょうか。
台の価格はいったいどれくらいと想像していましたか?パチンコ台もスロット台もかなりの高額になっています。見出しに書きましたが40万円以上の価格がついています。1台の値段ですので10台ずらっと並べると400万円以上の費用が掛かってしまいます。
ものすごい金額ですよね。お店は台の料金を払い家賃を払い、電気代や人件費も払わなくてはなりません。
最近は台の寿命(人気がありたくさんの人が入れ替わり遊技する状態)が短いため台の費用を回収するのもままならない場合もあります。結果として設定状況に影響してきたりもします。
それでは代表的な台の新台販売時の価格を見てみましょう。
まずはパチンコからです。
- CR大海物語4MTB→429,000円
- CRぱちんこAKBIII誇りの丘→499,800円
- P牙狼冴島鋼牙→529,900円
後ほど述べますが本体の価格となります。盤面の価格はもう少し安くなりますし、メーカーは使わなくなった台をパチンコ店から下取りをしていたりします。
続きましてスロット台の価格です。
- ハナビ→408,000円
- Re:ゼロから始める異世界生活→449,000円
- Sあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。→448,000円
下取り値引き以外にも現金一括割引、複数台購入割引き、早期振り込み割引などたくさんの割引があるので定価で購入するケースは少ないと思います。
でもかなりの費用がかかることがわかると思います。
私は以下のサイトで新台の価格を調べています。みなさまも参考にしてください(参考にする用がある人も少ないと思いますが...。)
□□□ 中古台はもっと高い!!
パチンコ台には新台のほかにも中古で流通する中古台があります。
中古と聞くと一般的には新しいものよりも価格が安いイメージがあると思います。
しかしパチンコ・パチスロ台では逆の場合が多いです。人気のない中古台を導入してもお客さんは遊技をしてくれないので中古といえども人気のある台を購入しなくてはなりません。
スロットでは聖闘士星矢海王覚醒が一時期400万円を超える価格がついていました。驚きですよね。
ジャグラーシリーズも安定して100万円を超える値段がついています。
ではなぜ中古価格が高騰するのでしょうか。
それは人気のある台とそうでない台の差が大きくなっているからです。
お店で大人気のバジリスク絆は登場から6年が経とうとしていますがいまだに主力機種として活躍しています。全然人気のない新台を40万円で買うよりは多少高くても実績のある中古台を買ったほうが結局お店のプラスになるからです。
もうひとつの中古台が高くなる理由は新台の販売期間が非常に短いからです。
自動車や家電、洋服は少なくても数か月は同じものが手に入りますがパチンコ・パチスロ台はそうではありません。台を発売して1~2週間もあれば台の善し悪しがわかってきます。たいていの台は「良くない」ため発売日から1~2週間後にお店から注文が入ることはまずありません。入らない注文のために台を取っておく(在庫を抱える)のは非常にリスクであり新台を販売して得た利益すら飛ばしかねません。
台は様々な電子部品を使いまた電チューやアタッカー、キャラクターの模型などいろいろなプラスチックの部品が使われています。
電子部品は汎用性がありますが台特有のプラスチック部品は使い回しがきかないので部材を残すわけにはいきません。
北電子のジャグラーシリーズの様にあえて市場に出回る台数を少なくしてその価値を高める戦略的な販売方法も存在します。
このような理由で新台が手に入らず高価な中古機を利用するしかなくなるのです。
私がいつも参考にしている中古機の価格がわかるサイトを以下に貼りますので参考に(なるかわかりませんが)してください。普段見ることのない中古台の価格がわかって面白いですよ。
- 100万円を超える中古台も多くある
- 新台の販売期間が短いため後で買う場合は中古台しかない
- あえて販売台数を抑えて価格(価値)を吊り上げるメーカーもある
□□□ 台の値段、もう少し詳しく
新台の販売は大きく分けて「本体」と「盤面」、スロットであれば「本体」と「回胴部」に分かれます。
同じメーカーで販売時期が近い台は、同じ形の台になっていることはご存じでしょうか。玉を乗せる皿の部分であったりハンドルであったり音が出るスピーカーであったりその形状は機種が違ってもメーカーが同じであれば共通のものになっています。
逆に液晶表示や釘、盤面のデザインは当然のことながら機種ごとに違ってきます。
この共通の部分を枠、機種ごとに違う液晶側の部分を盤面(セル、ベニヤとも)と呼びます。
枠の部分は使い回しができるので盤面だけで購入し、枠を流用すると新台購入の費用を抑えることができます。本体と盤面の価格差はだいたい4~5万円くらいですがP牙狼冴島鋼牙のように9万円の差がある機種もあります。
この他にも台数値引きが1~5万円ほどついたり、5千円から1万円で使わなくなった台を買い取るメーカー下取りがあります。また、部材を再利用してスペックを変えて納品される「リユース」と呼ばれるスタイルの廉価な新台もあります。
スロットも、オリンピアや藤商事などの一部メーカーで外側の共通の筐体を使い回し中身のリールや基板を交換できる構造を採用しています。
中身の交換で外側を再利用して価格を抑える仕組みになっています。
- パチンコ台は枠と盤面に大別できる
- 新台は盤面だけの購入が可能(本体より割安)
- 台数、早期、一括払いなどの値引きで大きいお店ほど有利な価格で購入
今回は台の値段について書いてみました。仕入れ方によって同じ台でも価格が大きく変わってくることもわかっていただけたと思います。
それにしても高いですよね。人気のある台が増えれば新台を頻繁に買う必要がなくなり費用を抑えられるのできっと設定も上がってくるはず。
今後のラインアップに期待したいですね。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
それではまた。
お店の高設定投入の考え方【予算に合わせて投入】
□□□ 予算に合わせて放出
年間の計画、月間の計画、日々の計画。
たいていのパチンコ店ではそれぞれ長期、中期、短期で売上や粗利、さらには経費を引いた営業利益の目標を立てて日々の営業を行っています。利益率の低い(還元率の高い)お店はたくさんの出玉を出していることになりますし、逆に利益率の高い(還元率の低い)お店はあまり出玉を出せなくなります。
また同じお店でも時期によって、あるいは予算の達成率によって打玉の量は日々変化してきます。以前にお店はなるべく設定を入れたいと思っているという記事を書きましたが、これは本当の話で低設定のオンパレードではお客さんがいなくなってしまうことをお店は重々承知しているからなのです。
そのお店が予算を達成していてノルマ的に余裕があるのか、それとも粗利が足りなくでお客さんから利益を多く取らなくてはならない状態なのかはなかなか外から見て判別することができません。
普段からデータ表示器やデータ公開システムを利用してそのお店が最近出ているのか出ていないのかを確認することは重要になります。
月初から予算を使いすぎるのを嫌って最初は慎重に設定を入れ来るお店。逆に月末に予算の不足分を取りに来るお店。あるいはその月に取りすぎた粗利を放出してくるお店。などそのお店のパターンが見えてくることがあります。中小のお店では機械代や人件費、光熱費などの支払いのためにその月々で現金収入が必要になる、お金に余裕がないところも多くあるのでこの傾向は顕著かも知れません。
- 利益の達成率に応じて設定投入率が変化する
- 多くのお店には月のノルマがある
- 中小のお店はノルマの達成によりシビアな傾向(強い回収をする可能性)
□□□ 機種ごとでも予算が組まれている
お店には日々のノルマ、月や年単位の目標、ノルマがあることは先程書いた通りです。
さらに細かく見ていきますと1機種1機種にも売上や粗利の目標が設定されています。これはすべてのお店ではなく1機種1機種ごとのノルマを設定しているところとしていないところに分かれます。
当然、人気機種は還元率が高く不人気機種の還元率は低くなる傾向にあります。
人気機種の放出が月末に近づいてもかんばしくなかった場合は狙い目になります。予定通りの還元率に近づけようとお店も設定を入れて調整しようと考えるからです。
そしてその高設定を打ってもらうためにはお客に伝わるように放出日に意味を付加する必要があります。そのため、お店の得意とする特定の数字がつく「特定日」に打ちに行ったり、いつも違うポスターが出ていたり、いつもと違うメールが届いた日に勝負すると高設定に座る確率が上がると思います。
もう一つ注意しなくてはならないのはパチンコとスロットのバランスです。「パチンコが出ているお店はスロットも出ているお店」とよく言われていますが私はこの考えは危険だと思います。たしかに長い期間で見れば優良店であればあるほどパチンコもスロットも玉を出しています。しかし月単位で見た場合、例えばパチンコが儲かりすぎて、スロットは放出し過ぎているという利益のアンバランスはよくあることです。そしてそのアンバランスを解消しようとお店は考えるのです。結果、パチンコの還元率を上げて、スロットでは利益を確保するというパターンが生まれます。パチンコが出ているからスロットも出るという発想は危険なのです。
- 機種ごとでもその月の放出が足りているのか足りていないのかを見極める
- パチンコとスロットの放出バランスにも注意
□□□ 設定の決め方、設定の投入場所
どの機械に何の設定をどれくらい入れるのか。みなさんも気になるところですよね。
設定の決め方はお店によって、人によってバラバラです。
- 最近出ていないからなんとなく多めに感覚で設定を入れてみよう
- 店長の好みの機種に高設定を入れよう
- 角台だけ高設定を入れておけばいいよね
- コンサルが偶数設定を使えといっていたから設定1はやめておこう
- 専用のコンピュータでシミュレーションした利益に合致した設定を入れよう
- 過去データから稼働と利益のバランスが最高になる設定の組み合わせにしよう
などなど様々な手法、思考で設定を入れています。
そのなかでスロプロと言われている人はお店のクセを盗んで高設定に座る確率を上げているのでしょう。
ここでひとつ意外な設定投入方法を紹介します。
それは「ランダムで設定を入れる」という方法もあるということです。
台番号による設定投入や凹み台の設定上げ、放出台の設定下げなど様々な設定投入の考え方がありますが、時によってそれはお店のクセとなりそのクセに気づいた人だけが高設定に座れるという不公平が生まれることがあります。その不公平をなくすために「シャッフル機能」が搭載された設定シミュレーションのソフトを使っているお店もあるのです。
「シャッフル機能」とは想定する売上や粗利に応じてあらかじめ設定の数だけ決めておき、何番台に何の設定を入れるのかは完全にランダムで決めてしまう機能のことです。
これにより完全にクセというものが無くなるので特定の台番号に設定が片寄ることもなく、設定の上げ、下げにも法則がなくなります。
設定を読んでもらうというのもお店の集客のテクニックなので私はこの「シャッフル機能」に全面的に賛成はできませんがお店が気づかないうちに特定の人だけが着席段階から高設定を狙える可能性を排除できるのは良いことだと思います。
本日も最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
少しでも高設定をつかむためのヒントになれば良いなと思います。
それでは。また。
お店の高設定投入の考え方【予算に合わせて投入】
□□□ 予算に合わせて放出
年間の計画、月間の計画、日々の計画。
たいていのパチンコ店ではそれぞれ長期、中期、短期で売上や粗利、さらには経費を引いた営業利益の目標を立てて日々の営業を行っています。利益率の低い(還元率の高い)お店はたくさんの出玉を出していることになりますし、逆に利益率の高い(還元率の低い)お店はあまり出玉を出せなくなります。
また同じお店でも時期によって、あるいは予算の達成率によって打玉の量は日々変化してきます。以前にお店はなるべく設定を入れたいと思っているという記事を書きましたが、これは本当の話で低設定のオンパレードではお客さんがいなくなってしまうことをお店は重々承知しているからなのです。
そのお店が予算を達成していてノルマ的に余裕があるのか、それとも粗利が足りなくでお客さんから利益を多く取らなくてはならない状態なのかはなかなか外から見て判別することができません。
普段からデータ表示器やデータ公開システムを利用してそのお店が最近出ているのか出ていないのかを確認することは重要になります。
月初から予算を使いすぎるのを嫌って最初は慎重に設定を入れ来るお店。逆に月末に予算の不足分を取りに来るお店。あるいはその月に取りすぎた粗利を放出してくるお店。などそのお店のパターンが見えてくることがあります。中小のお店では機械代や人件費、光熱費などの支払いのためにその月々で現金収入が必要になる、お金に余裕がないところも多くあるのでこの傾向は顕著かも知れません。
- 利益の達成率に応じて設定投入率が変化する
- 多くのお店には月のノルマがある
- 中小のお店はノルマの達成によりシビアな傾向(強い回収をする可能性)
□□□ 機種ごとでも予算が組まれている
お店には日々のノルマ、月や年単位の目標、ノルマがあることは先程書いた通りです。
さらに細かく見ていきますと1機種1機種にも売上や粗利の目標が設定されています。これはすべてのお店ではなく1機種1機種ごとのノルマを設定しているところとしていないところに分かれます。
当然、人気機種は還元率が高く不人気機種の還元率は低くなる傾向にあります。
人気機種の放出が月末に近づいてもかんばしくなかった場合は狙い目になります。予定通りの還元率に近づけようとお店も設定を入れて調整しようと考えるからです。
そしてその高設定を打ってもらうためにはお客に伝わるように放出日に意味を付加する必要があります。そのため、お店の得意とする特定の数字がつく「特定日」に打ちに行ったり、いつも違うポスターが出ていたり、いつもと違うメールが届いた日に勝負すると高設定に座る確率が上がると思います。
もう一つ注意しなくてはならないのはパチンコとスロットのバランスです。「パチンコが出ているお店はスロットも出ているお店」とよく言われていますが私はこの考えは危険だと思います。たしかに長い期間で見れば優良店であればあるほどパチンコもスロットも玉を出しています。しかし月単位で見た場合、例えばパチンコが儲かりすぎて、スロットは放出し過ぎているという利益のアンバランスはよくあることです。そしてそのアンバランスを解消しようとお店は考えるのです。結果、パチンコの還元率を上げて、スロットでは利益を確保するというパターンが生まれます。パチンコが出ているからスロットも出るという発想は危険なのです。
- 機種ごとでもその月の放出が足りているのか足りていないのかを見極める
- パチンコとスロットの放出バランスにも注意
□□□ 設定の決め方、設定の投入場所
どの機械に何の設定をどれくらい入れるのか。みなさんも気になるところですよね。
設定の決め方はお店によって、人によってバラバラです。
- 最近出ていないからなんとなく多めに感覚で設定を入れてみよう
- 店長の好みの機種に高設定を入れよう
- 角台だけ高設定を入れておけばいいよね
- コンサルが偶数設定を使えといっていたから設定1はやめておこう
- 専用のコンピュータでシミュレーションした利益に合致した設定を入れよう
- 過去データから稼働と利益のバランスが最高になる設定の組み合わせにしよう
などなど様々な手法、思考で設定を入れています。
そのなかでスロプロと言われている人はお店のクセを盗んで高設定に座る確率を上げているのでしょう。
ここでひとつ意外な設定投入方法を紹介します。
それは「ランダムで設定を入れる」という方法もあるということです。
台番号による設定投入や凹み台の設定上げ、放出台の設定下げなど様々な設定投入の考え方がありますが、時によってそれはお店のクセとなりそのクセに気づいた人だけが高設定に座れるという不公平が生まれることがあります。その不公平をなくすために「シャッフル機能」が搭載された設定シミュレーションのソフトを使っているお店もあるのです。
「シャッフル機能」とは想定する売上や粗利に応じてあらかじめ設定の数だけ決めておき、何番台に何の設定を入れるのかは完全にランダムで決めてしまう機能のことです。
これにより完全にクセというものが無くなるので特定の台番号に設定が片寄ることもなく、設定の上げ、下げにも法則がなくなります。
設定を読んでもらうというのもお店の集客のテクニックなので私はこの「シャッフル機能」に全面的に賛成はできませんがお店が気づかないうちに特定の人だけが着席段階から高設定を狙える可能性を排除できるのは良いことだと思います。
本日も最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
少しでも高設定をつかむためのヒントになれば良いなと思います。
それでは。また。
高設定の掴み方・必ずある最高設定【6】
□□□ 設定6は必ずあります
攻略誌やユーチューブの動画で活躍するスロットのプロ(パチスロで投資以上の価値のある賞品を得て生計を立てている人。広義ではパチンコ・パチスロタレントも含まれます)は実際に高設定に座って結果を出しています。
目押しの技術が秀でていたり機械特性を把握して設定推測につなげたり軽いフットワークで広範囲にテリトリーを広げて良い条件のお店でプレイしたりなど我々一般のプレイヤーにはなかなか真似のできない行動でパチスロの収支をプラス域に持っていっています。もちろん表には出てこない在野のプロの中にも凄腕はたくさんいます。
では高設定にはプロでなければ座ることができないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。プロといえども高設定を掴む精度は100%ではありませんし、われわれ一般プレイヤーにも十分チャンスがあるのです。
株や為替のようにプロが潤沢な資金で一般人より有利に勝負を進めているのとは違いパチンコ・パチスロは1人で1台しか遊技できませんしBET(賭ける)できる金額もパチンコでは1分間に100玉、スロットでは4.1秒に3枚が限界です。他の投資やギャンブルと違い資金量による有利不利の差がつきにくいのがパチンコ・パチスロなのです。
いわゆる「立ち回り」といわれているプロとの技量の差はなかなか埋まりませんが設定6のあるお店を選ぶ考え方はわりと簡単に身につけることができます。
以下の記事を読み進めてください。当たり前のことが書かれていますがその内容のとおりに行動を変えられたら収支も変わりパチンコ・パチスロがもっと楽しくなると思います。
プロが実際に設定6を掴んでいるとおり、お店のデータが設定6の使用を示している通り、高設定は必ずこの世に存在するのです。
- 高度な技能がなくても設定6に座れる
- 資金量でプロとの有利不利の差がつきにくい
- 必ず高設定が投入されている
□□□ 泥の水たまり?おおきな海?
高設定を探す初歩的な考え方は魚釣りを思い浮かべるとイメージが湧くと思います。
たとえばアジを釣りに行くとします。あの干物でも刺身でも美味しい魚のアジです。アジが泳いでいるのは海ですよね?近くの沼に釣りに行っても海の魚が釣れるはずもありません。ましてや釣り糸をたれているのが側溝を流れるドブ川であったり道の穴ぼこにできた水たまりだったり学校のプールだったりするといくら水があってもアジどころか魚は泳いでいませんよね?
スロットも一緒です。高設定のありそうな条件を探さなくてはなりません。しかし安心してくださいそう難しいものではありません。
高設定の探し方はプロが行っているリサーチや勉強のような面倒なものではなく、先程の魚釣りの例で言えばそこが海なのか川なのかがわかる程度でかまわないのです。それでも何も考えずに店を選ぶより格段に成績は上がるはずです。
ではどのように高設定のあるお店を見分けるのでしょう。
以前にも書きましたがまず目安になるのが大きなチェーン店かどうか。
全国チェーンでもやはり売上規模ナンバーワンのマルハンはお店選びの最有力候補ではないでしょうか。マルハンの還元率の高さは業界関係者の中でも有名です。
(私はマルハンの人間ではありませんし、マルハンになにか頼まれてこの記事を書いているわけではありません)
次に高設定に座るためのお店選びで重要なのは繁盛しているお店を選ぶことです。これも当たり前の話ですが良いお店には自然とたくさんの人が集まります。
たくさんの人が集まれば売上も上がりその分出玉に回すことができるのです。近いから、空いていて誰にも気兼ねなく打つことができるからなどの理由で混んでいるお店を敬遠する方も多いと思いますがぜひそのお店選びの基準を変えてみてください。
お店が繁盛していても人口が少なくパチンコ店も地域に1店舗しかない。そんな独占状態のお店は危険なので避けたほうが良いでしょう。隣町のパチンコ店まで足を伸ばすのが面倒なのはわかりますがお店もそれを十分承知していてお客さんの流出の可能性が低くなればわざわざ玉・メダルを出そうとは思いません。
多少遠くても近くに数軒のパチンコ店があり競争が生まれている地区で遊技するようにしましょう。
- 大きなチェーン店で遊技する
- 地元の有力企業でもOK
- 人口の少ない地域の独占店舗は避けよう
□□□ チェーン店でも要注意なお店
以上のような基準でお店を選ぶだけでもかなり高設定にめぐりあう機会が増えると思います。大きな規模の会社、たくさんお客さんが入っているお店はそうでないお店に比べてお金の余裕がありその分設定を多く入れられるのです。
ただしチェーン店であればどんなお店に入っても良いものなのでしょうか。先程も述べましたが田舎で地域のお客さんを独占状態で営業している場合、無理してたくさんの設定を使わなくてもお客さんは他に行くお店がないのである程度繁盛します。このようなパターンは大手チェーン店でも慎重に様子を見たほうが良いでしょう。
台数規模の小さなお店、設備が極端に古いお店も要注意です。年々パチンコ店の大規模化が進み昔主流であった200台規模のお店はどんどん無くなってきています。プレイヤーの心理として大きく豪華できらびやかなお店のほうが高設定への期待感が上がり、そのようなお店に行くため、逆の小さなお店は苦境に立たされています。カジノも同じだと思いますが小さくてみすぼらしい佇まいは勝てるイメージが沸かなくお客さんは敬遠してしまいます。小さなお店は集客力が弱く売上も必然的に少なくなるので出玉に回せるお金も少なくなりがちです。また椅子やデータ表示機、島や建物が古く、いつまでも使い回している場合もお金がない証拠です。先程書きましたがパチンコ店のような商売は豪華できらびやかにして夢を売ることも大切な要素で、それができていないということは投資に対する見返りが少ない=売上が少ないと見ることができます。例外ももちろんありますがお店選びのひとつの基準として覚えておきましょう。
チェーン店であっても小規模であったり競合店の無い地区のお店では還元率を下げて営業し新しいお店を作る原資にしたりライバル店の多い地域にある他のチェーン店の出玉に回したりしています。なので逆に言えば「旗艦店」「本店」などをうたっているお店は特別の予算が組まれている可能性が非常に高いのでチャンスです。
- 小規模店舗は利益確保の役割を持たされている
- 設備機器が古いお店は要注意
- 最新台が導入されないお店も要注意
いかがでしたか。当たり前の話かもしれませんがいままで「家から近いから」「通勤途中にあるから」などの理由でNG店舗に通っていた方も多いのではないでしょうか。少し足を伸ばして違うお店に行ってみると高設定に座れる確率が上がるかも知れませんね。
※高設定投入の可能性が高いお店の特徴を挙げましたがみなさまの収支向上を約束するものではありませんのでご注意ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
パチスロの設定変更について【変更手順と設定の決め方】
□□□ 設定の呼び方と出玉率
パチスロには設定があり設定によって出玉率が変化し、お店は設定を変えることで利益のコントロールをしています。スロットを遊技する方であれば誰でも設定の存在をご存知のことだと思います。2018年の新規則施行によりパチンコにも設定の搭載が可能になりました。徐々に設定付パチンコが増えてきていてスロットと同様にパチンコをプレイする上でも設定を意識するようになっていくのだと思います。スロットもパチンコも設定は最大で6段階を搭載することができます。一般的に最も出玉率が低い設定に「1」を、出玉率が最も高くなる設定に「6」の呼称が割り振られています。慣用的に1~6の数字を使っていますが機種によっては数字以外の呼び方を使っている場合もあります。例えば私の大好きなハナビの兄弟機、アクロスのハナビ通においては最高出玉率の設定の呼称は「H」となっていますし、大都技研のサザンアイズにはビタ押しで劇的に出玉率がアップする設定「C」が搭載されています。設定付パチンコにおいても数字以外の設定の呼称が使われていて三洋のPスーパー海物語IN JAPAN2では設定「H」「L」の二段階、高尾のP沼は「A」「B」「C」の三段階設定が搭載されていました。AとCではどちらが玉が出るのか瞬時に判断できないのでできれば数字で表して欲しいところですね。とりあえず設定の数字が大きくなるほど出玉率が高くなり、たくさん玉・メダルが出ると覚えておいて差し支えありません。
- 設定は最大で6段階まで
- 設定の数字が大きくなるにつれ出玉率がUPする
- パチンコにも設定がついている場合がある
□□□ 設定変更の手順
では実際にパチンコ・パチスロの設定を変更する場合どのような手順で変更を行っているのでしょう。自宅に実機を置いているのでなければ設定変更の機会はそうそう無いと思いますが店長さんが急に「好きな設定に変更してごらんなさい」なんて言い出すビッグチャンスが訪れないとも限らないので(100%無いと思いますが)知識として覚えておいても損はないと思います。
パチンコ・パチスロどちらでも設定変更をするには台を開けるカギの他に設定を変えるための「設定キー」というものが必要になります。この設定キーを設定変更用のカギ穴に差し込んで操作をします。
まずはスロットから設定変更の手順を説明いたします。
- 台の電源をOFFにする
- 設定キーを鍵穴に差し込んで回す(設定キーをONにする)
- 台の電源をONにする
- 設定変更ボタンで任意の設定を選ぶ(セグに数字が表示される)
- レバーを叩く
- 設定キーを回し元の位置に戻す(設定キーをOFFにする)
台の扉を開けるとどこかに必ず電源スイッチや設定変更用のカギ穴、設定変更ボタンが配置されています。台の中のセグや筐体表面のペイアウトやクレジット表示のデジタルを利用して設定キーがONになっているときだけ設定が表示されます。設定変更ボタンを押すと1→2→3→4→5→6の順に設定が変わり6の次はまた1に戻ります。台の電源をONにしたまま設定キーをONにすると現在選択されている設定を確認することができます。
設定付パチンコの設定変更手順は以下のとおりです。
- 台の電源をOFFにする
- 設定キーを鍵穴に差し込んで回す(設定キーをONにする)
- ラムクリアボタンを押しながら電源をONにする
- 設定変更ボタンで任意の設定を選ぶ(セグに数字が表示される)
- 設定キーを回し元の位置に戻す(設定キーをOFFにする)
レバーの操作が無いところがスロットとの違いです。また現在選択されている設定を参照する際にはスロットと違い一旦電源を切らなくてはなりません。電源を切ったのち設定キーをONにしてラムクリアボタンを押さずに電源を入れます。すると設定表示用のセグに設定が表示されます。
□□□ 設定の決め方
以上で設定変更の手順がわかったと思います。それほど難しい操作をしなくても設定変更ができてしまいます。設定変更をするには台の扉を開け、台の電源を落とさなければならないのですがこの簡単な知識でさえも設定変更判別につながることがあります。
ではそもそも、どの台に何の設定を入れるのかということはどのように決められているのでしょうか。結論を先にいうとお店によってまちまちでパチンコ店全般に通用する決まりや基準はありません。なんだそんなのは当たり前じゃないかと思った方もいると思いますが法人によって、お店によって、店長によって、設定の使い方は全然違ってくるということを認識することが肝となってきます。
設定はお店の予算で決まります。大雑把に言うと予算に余裕のあるお店はたくさん設定を使えますしそうでないお店は設定を入れられません。出ていた台の設定下げ、出ていなかった台の設定上げ。設定示唆演出が出やすい台の平均設定の底上げ。設定1の出玉率が低すぎる台の設定1回避。特定の台番号や、特定の場所(角台など)への設定投入。クセを読まれないための完全シャッフルによるランダム投入。などなど。とても「このように設定は投入されています」というような書き方はできません。ちょっと肩すかしかも知れませんが設定の決め方は無数にあり、同じお店でも時と場合により変化しますよとしか申し上げることができないのです。それでもまた機会がありましたらお店が考える設定の入れ方の一例や、ホールコンピューターによる高度な利益シミュレーションによる設定配分などのお話しを書いていきたいと思います。どうぞお楽しみに。
- 設定の決め方に共通する決まりごとはない
- シャッフルでランダムに設定を入れるお店もある
- 法人、お店、人、時期で設定投入の法則は変化する
今回はかなり基本的なビギナー向けの設定のお話でした。当たり前すぎる話かもしれませんがパチスロをはじめたばかりの方の知識の基本となれたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。
勝てるお店の探しかた
□□□ 行く理由のない日、お店に行かないこと
みなさんはどのような基準でお店を選んでいますか。いつも同じお店で遊技しているのでしょうか、複数のお店の中から選んでいるのでしょうか。来店動機の上位に来るものはやはり「近いから」ですね。大部分のライトプレイヤーはお家の近く、あるいは職場からの帰り道にあるお店で遊技するのではないでしょうか。お店までのアクセスの利便性や居心地の良さを感じるお店を選びたい方はそれもいいことだと思います。しかし「勝ちたい」と思っている方にとっては近くだからという理由で打ちに行ってしまう適当なお店選びは非常にもったいないと言わざるを得ません。以前の記事で人気機種の設定投入率のお話しをしましたがこの投入率はあくまで平均の値のため、打ちに行く日にちやお店を選べば高設定にたどり着く確率が高くなります。昔イベントができていた頃にそのパチンコ店の得意(特異)だった日、「3の付く日は激出しデー」「7の付く日はパチンコの日」など特定の日にちが付く日を狙うのもひとつの手です。曜日の強いお店があればそれを積極的に狙っていくのも手ですね。逆に打つ理由がなにもない日になんとなく打ちに行くのは高設定に座るチャンスを失ってしまう原因となります。なるべくたくさんのお店を自分のテリトリーの中に入れて複数の店舗から一番条件の良いお店を選べるようになると良いと思います。
お店が決まっていざプレイをしようと思った際にもお店を選んだのと同じように台も選ばなければなりません。あくまで一般論ですが台数が多く人気のある台、設置されてから日数が経過している長寿台は高設定が入る確率が高くなります。バラエティコースに少数しかない台は逆に危険です。そのお店を熟知してバラエティコースでも高い頻度で高設定を発見しているという実績があれば別ですが一見のお店ではセオリー通りに台を選んだほうが無難です。
- 打ちに行く理由を意識する
- 日にちに特定の数字が付く日を狙う
- 人気台を打つ
□□□ 気になるパチンコ店の還元率
いったいパチンコ店の還元率はどれくらいになるのでしょう。競馬や宝くじとの比較の中でパチンコは還元率の高い遊びですよということを聞いたことがある人もいると思います。だいたいパチンコ店の還元率は85~86%くらいといわれています。逆に言うとお店の粗利益がだいたい14~15%くらいということになります。100万円の売上があったら85~86万円分はお客さんが何かしらの賞品に交換しています。この還元率が株やFXの投資ではだいたい90%強、公営ギャンブルのひとつである競馬では約75%、宝くじに至ってはわずか45%の還元率となっています。宝くじの還元率の低さにはちょっと驚きですよね。1枚300円の宝くじを買うとパチンコ・パチスロのように台選びや技術介入の余地が無いので、その時点でもう、1枚は135円の価値しかない計算になります。
もう少し詳しくお店の還元率を見ていきましょう。4円パチンコではだいたい84~85%、20円スロットでは86~87%をお客さんに還元しています。スロットのほうが若干還元率が高い状態になっていますね。逆に1円パチンコは還元率が低くなっており、これは4円より1円は売上が低い分、利益率を上げて粗利額を確保しなくてはならないからだと思われます。
さらに地域の格差も大きくなっています。人工の多い大都市はお客さんの数も多くなりますがお店を借りる家賃も高くなりアルバイトを雇う時給も地方より割高になります。ライバル店の数も多いので宣伝をたくさんしたり新しい台をたくさん買うなどコストも上昇します。結果全国平均の還元率と比較した場合、都会のお客さんは不利な還元率でプレイする場合もあります。東京においての還元率は全国平均よりも2%ほど悪くなっている傾向にあります。やはり都会の地代家賃が地方と比べて極端に高いことが要因なのではないでしょうか。駅前に複数階にまたがる大型店店舗がオープンするたびに家賃は3,000万円だ、4,000万円だと信じられないほどの高額な家賃を耳にします。これは年間ではなく月の家賃の価格です。新規オープンに限らず都会の一等地に立つパチンコ店にとっては家賃が経費負担として大きくのしかかってきています。以前に書いた出玉率の記事を読んでいただくとわかると思いますが設定1でもお店は何万円ももうかるわけではありません。出玉性能(お店から見ると回収性能)と家賃などの経費を考えるとお店もかなり苦しいのです。ですから毎日出玉を放出することはできないので高設定投入の可能性のある日を探すことが大切になってくるのです。
- パチンコ店の還元率は85%くらい
- 東京の還元率は全国平均より低い
- 還元率は日によって、店によって変動する
□□□ 「大手パチンコ店を選ぶと安全」は本当?
街にある定食屋さんと全国にチェーン展開をしている飲食店ではどちらのほうが安くて良いものを使っているでしょうか。個別のお店の比較であれば例外はあるでしょうが食材の仕入原価がぜんぜん違うのでコスパという面では全国チェーンに軍配が上がりますよね。パチンコ店も同じ場合が多く大手チェーン店の方が還元率が良い可能性が高まります。もちろん地方のパチンコ店でも経営が安定していて高い還元率を維持している場合もあるのですが外からそれは判別できません。あくまでも一般論であり勝率アップを約束するものではありませんがお店選びに迷った場合や打つ根拠がないけれど打ちたい日などは大きいチェーン店だからという理由でも、何も考えないで打つよりは良いと思います。以下に店舗数ベスト10位(2018年度)の屋号を挙げますので参考にしてください。ベスト10に入っていないもののエスパスというお店も還元率が高いのではないかと個人的には思っています。なにしろ都会の一等地でありながら自社物件でパチンコ店を運用していて地代家賃で格段にライバル店に差を付けているからです(そのかわり固定資産税や修繕費などは発生します)。
- ダイナム
- マルハン
- ガイア
- キコーナ
- 123
- MGM
- D-ステーション
- ニラク
- トワーズ
- オータ
一度は聞いたことのある有名店ばかりだと思います。近くにこれらのお店があるにもかかわらず選択肢に入れていなかった方、最近なかなか勝てないと悩んでいる方はお店選びの参考にしてみてください。
それでは、また。
今後も当たり前の常識から、意外とみなさんが知らない話まで幅広く記事を書いていこうと思います。
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怪しいお客・怪しい店員【2】
□□□ お客さんと店員のあだ名
みなさんにはあだ名はありますか?家庭や職場で親しみを込めて呼ばれる愛称がある方も多いと思います。一方本人が知らないうちに思いもよらないあだ名で呼ばれている場合もあります。名前をもじるだけならいざしらず本人の性格や身体的な特徴を取り入れた本人に決して知らせられないあだ名もたくさんあります。憎い上司や性格が悪い嫌われ者がこのあだ名を付けられることが多いですね。パチンコ店においても同様にお客さんにあだ名を付けてしまうことがあります。接客業の観点からは、仲間内であだ名を用いてお客さんを呼ぶことはいけないことですがよほどお客さんと仲が良くない限り本名を知りえないのであだ名で呼んでしまうことがあります。従業員同士で特定のお客さんを呼ぶ場合「昨日海物語の1番台を13:00から遊技していたお客様がタバコを忘れていきました。次回来店したらタバコをお返ししましょう」という会話より共通認識のあだ名があれば例えば「黄色帽子の常連さん」と言うだけですべてのスタッフが瞬時にその人物を特定できるので効率的とも言えます。逆にお客さんも店員にあだ名を付けて呼んでいます。「メガネ」だったり「坊主頭」だったり見た目でわかりやすいあだ名を付けていると思いますがお客さんにとってもあだ名をつけることで店員の区別をつけられるので便利なのだと思います。実際にどのようなあだ名が付けられているのか一度聞いてみたいですね。
- 店員はお客さんにあだ名を付けている
- お客さんも店員にあだ名を付けている
- 良いことではないが個人を認識するには非常に便利
□□□ 国語の先生
年齢は70を超えていたと思いますが背筋もピンと伸びていて、髪も白髪ではあるもののしっかりと生え揃っていて整髪料でいつもきれいに七三に分けられていました。若干歩くスピードは遅かったのですが理知的な顔立、はっきりとした言葉遣いからいつのまにか「先生」とあだ名を付けられていました。その後別の常連客で「体育の先生」も登場したのでこちらの老齢の常連客は「国語の先生」と呼ばれるようになりました。
「国語の先生」は海物語の常連客で週に5~6回、午前11時ころに入店して16時くらいまで遊技した後タクシーで帰宅するというパターンで楽しんでいました。ボタンを連打するでもなく魚群を呼び込むかのようなガラスを手で撫でる仕草もしないめずらしいタイプのお客で他の常連客とのコミュニケーションも少ないようでした。負けが込んでも普段と変わらず穏やかで中身も見た目も紳士的でした。従業員の間にあだ名が浸透して半年くらい経ってでしょうか、いつもの通り開店から1時間ほど経過したころに入店してきました。ただいつもと違ったのは両手に寿司桶を抱えていたのです。いつも従業員のみんなにお世話になっているからお礼がしたくいつも通っている寿司屋さんに頼んで握ってもらったとのことでした。基本的にお客さんから金品は受け取れないことになっているのですが寿司は生もののため受け取らなかった場合すぐに腐って駄目になってしまいます。今回だけ遠慮なくいただきますがこれが最初で最後にしてくださいと丁寧にお伝えしたのです。その日出勤をしていたスタッフでありがたくいただき、回る寿司とは別物の寿司に舌鼓を打ったのです。
それからさらに1ヶ月過ぎた頃でしょうか。先生は変わらず週に5~6回のペースで来店していたのですがある日、大きめの紙袋を手に現れたのです。「いつもお世話になっているからあんたにもらってほしいんだよね」と、直接私にその紙袋を渡そうとするのです「これは価値のあるものではないからもらってくれないかな」
中を除くと2頭の牛が入っていました。大小の親子に見立てた張り子の牛、赤べこが入っていたのです。聞くと先生が趣味で作った赤べこでこのまま受け取らないのも無粋だと思い社内ルールには反するものの私はいただくことにしました。赤と黒できれいに彩色されニスを塗られてピカピカ光っている赤べこはとてもかわいらしいものでした。さっそく事務所の棚に飾りたまに指で触って頭を揺らしてあげていました。
赤べこをいただいたその年の夏、暑さの厳しい日が2週間ほど続きました。その暑さのせいかはわかりませんが先生が来ない日が続き、いままでの来店頻度から考えて病気にでもなったのかなと私は思っていました。結局その後一度も海物語を遊技する先生を見かけることはありませんでした。しばらくして私はその店から異動になり現在で10年ほどが過ぎました。いまだに赤べこはお店の棚に飾られていますが頭を揺らしてくれる人も、そこに赤べこが置いてある理由を知っている人も、もういません。
タイトルとは違い怪しいお客ではありませんが記憶に残っている人物について書いてみました。最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また。
今後も当たり前の常識から、意外とみなさんが知らない話まで幅広く記事を書いていこうと思います。
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