簡単・わかりやすい【出玉率】のお話し
□□□ 出玉率ってなに?
前回の記事*1でも触れましたが、スロットを打つ人なら一度ならず出玉率という言葉を聞いたことがあると思います。多くの人は設定が低ければ出玉率も低く、設定が高ければ出玉率も高くなるという大雑把な捉え方をしていると思います。スロットを打つ分には深く考えなくても問題はないのですが出玉率の計算ができるようになると設定ごとの勝てる、負ける枚数がわかって楽しいですよ。
出玉率とは使ったメダル(INメダル)に対する払い出されたメダル(OUTメダル)の割合を表しています。使ったメダルは通常時であればゲーム数×3枚で計算できます。払い出されたメダルはドル箱に入っているメダルではなく、通常時の小役による払い出しを全部足した数になります。風鈴が揃えば10枚、チェリーが揃えば4枚と全部足してカウントしていきます。こうして数えた数値を元に出玉率は以下の式で算出できます。
出玉率=払い出されたメダル÷使ったメダル
それではハナビの設定別の出玉率を見ていきましょう。メーカー発表の出玉率と実際にパチンコ店に設置されたスロット台の出玉率にはズレが生じます。これはメーカーが想定したプレイヤーの技量と実際のプレイヤーの技量にズレがあることが考えられます。メーカーがそもそも製品をよく見せるために出玉率を少しだけ大きく見せている可能性もあります。ハナビの場合はメーカー発表の出玉率より実際の出玉率の方が低くなっています。おそらく小役の取りこぼしやボーナス中の14枚役奪取の失敗、RT中の移行リプレイの早期入賞(ハズシ失敗)が原因だと思われます。
- 設定6→105.0%
- 設定5→102.0%
- 設定2→99.0%
- 設定1→97.4%
この数値は平均値ですので目押しをしっかりできる人はいわゆるフル攻略時の出玉率になり、巷間設定1でも出玉率は100%を超えると言われています。
□□□ 設定6の出玉率から勝てるメダルを計算
前回は設定1の出玉率を98%として負けるメダルの枚数を計算しましたが今回は設定6の出玉率105.0%を用いて5,000G遊技した場合どれくらい勝てるのかを計算してみます。ハナビ、設定6、通常時遊技5,000G。この条件でどれくらい勝てると思いますか?計算が終わる前に勝ち枚数を想像してみてください。それでは計算してみます。
まずは使ったメダルの計算です。
通常時 5,000Gのプレイなので5,000G×3枚=15,000枚
次にボーナス中に使うメダルの計算です。設定6のBIG確率は1/277.7、REG確率は1/324.4です。5,000G中に何回ボーナスを引けるのかを計算し、ボーナス中に使うメダルの枚数も計算します。BIG回数 5,000G÷277.7≒18.00回 REG 回数 5,000G÷324.4≒15.41回。BIG中は2枚がけで24G、REGは2枚がけで8Gプレイをします。
ボーナス時 BIG 24G×2枚×18.00回≒864枚
REG 8G×2枚×15.41回≒246.56枚
この枚数を全部足すと通常時5,000G消化時の使ったメダルが求められます。
使ったメダルは 15,000枚+864枚+246.56枚≒16,111枚
先ほど書きました出玉率を求める式をもう一度書き、移項して払い出されたメダルを求める式に変形させます。
出玉率=払い出されたメダル÷使ったメダル
↓
払い出されたメダル=使ったメダル×出玉率
この式に当てはめて出てきたメダルを求めます。
払い出されたメダル=16,111枚×105.0%≒16,917枚
払い出されたメダル-使ったメダルは16,917枚-16,111枚=806枚
長い計算にお付き合いいただきありがとうございます。ようやく設定6を5,000G回したときの勝てるメダルがでてきました。あくまで平均値ですが設定6のハナビを5,000G打つとドル箱に806枚入っている計算になります。いかがでしたか?みなさまの予想した枚数と違いはありましたか?
もし目押しをしっかり行い出玉率が1%アップした場合、この勝ちメダルは何枚増えるのでしょうかついでに計算してみましょう。上記の式の出玉率105%を106%に変えるだけなので簡単です。
払い出されたメダル=16,111枚×106%≒17,078枚
払い出されたメダル-使ったメダルは17,078枚-16,111枚=967枚
その差161枚!出玉率が1%違うだけで大きく勝ち枚数が違ってくることがわかりましたね。その他にも通常時のゲーム数を増やす(粘る)ことでも勝ちメダルを増やすことができます。
- 設定6を5,000G回すと806枚勝てる
- 目押しで出玉率が変化する
- 出玉率が1%変化すると勝てる枚数は161枚UP
計算ばかりでちょっと退屈だったかもしれませんが雑誌や攻略サイトに載っている出玉率の意味がわかってきたのではないでしょうか。
それでは、また。
今後も当たり前の常識から、意外とみなさんが知らない話まで幅広く記事を書いていこうと思います。
コメント欄フルオープンでみなさまをお待ちしております♪
*1: ↑↑↑ こちら過去の出玉率に関する記事です