ウエスト西のP/Sブログ

パチンコ・パチスロを256倍楽しむお話し!

ちょっと待って!ウエイトのお話し

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□□□ ギャンブル等依存症対策基本法のせいで??

 

 2018年の10月に施行されたこの法律の名前、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。

 法律の条文の中で

 「ギャンブル等」=「~ぱちんこ屋に係る遊技その他の射幸行為~」

 という表現が見られます。射幸とは簡単に言うと「楽をして稼ごうとすること」だそうです。そして警察は様々な圧力のもと依存症対策に過敏に反応してパチンコ・パチスロの出玉性能(射幸性)を抑える規則改正を行いました。みなさまご存知の通り、スロットでは6号機と言われる台やパチンコで言えば機種名の頭に「CR」の代わりに「P」が付く台が新規則の台として登場しました。この規則改正のせいで旧規則で作られたハナビが寿命を迎えることになりました(涙)。

 4号機→5号機→6号機の順で出玉性能は下がって来ています。簡単に言うとたくさん勝てなくて、そんなに大きくも負けないとういう状態になってきています。5号機の終わり頃から6号機になって妙にコイン持ちが良い(千円あたり回せるゲーム数が多い)機種ばかりになってきたと思いませんか。これはビッグボーナスなどの大当たり時の出玉を少なくして通常時にチビチビと還元する設計になってきたためです。つまり時間がかかるので楽ではなく、しかも稼げないという、射幸の定義とは逆の方向に向かわせようとしているのです。

(出玉性能と依存症の因果関係は認められないという意見もあるようです。下のリンク参照)

 

  • 6号機は短時間で沢山の出玉は得られない
  • 機種名に「P」の付くパチンコ機も同じ
  • でも同じ時間遊技するなら負け額は減る

 

amusement-japan.co.jp

 

 

□□□ 出玉性能の他に射幸性を下げるもう一つの要因

 

 パチスロには「ウエイト」というものがあります。高速でストップボタンを押してゲームを消化しても次ゲームに移行するまでにすぐにリールが回らないとういことがありますよね。これは1ゲームにつき最短でも4.1秒の時間を要するように定められているからです。リールが回転を始めずに4.1秒が経過するまで待っている状態をウエイトと呼びます。

 スロットプレイヤーにとってはスロットにウエイトがあることは常識ですが、それでもウエイトを知らなかったという人もいると思います。例えばわずか1人でもこの記事を読んでウエイトの存在を知り、「なるほど」「そうなんだ」と思っていただけたら幸いです。

 このウエイトの存在理由は正に射幸性を下げることにあります。常に4.1秒内で1ゲームを終わらせた場合(フルウエイト遊技と呼ぶ)、1時間に878ゲーム回せる計算になります(3,600秒÷4.1秒≒878)。もしウエイトが2秒に縮まった場合1時間に1,800ゲームも回せることになります。そうなると消費するメダルも増え、勝ち負けが大きくなってしまいます。

 逆のケースで例えてみます。ミリオンゴッド神々の凱旋の2倍の出玉性能がある台があるとします(打ちたい!ですね)。でも1ゲーム回すのに1時間もかかったらどうでしょう。1日12時間で12ゲームしか回せないので1日の負けは最大36枚になります。逆にすぐに当たって、純増12枚だったとしても1日12時間で144枚しか勝てません。そんな台を打ちたいと思いますか?

 以上のような例えを聞くとウエイトは射幸性に大きくかかわる要素だとわかるのではないでしょうか。

 パチンコではウエイトに相当するものとして発射速度規制があります。現行の規則では1分間に100発までしか発射できません。もしこの2倍の発射が可能であれば勝負が早くなり射幸性が上がってしまいますよね。逆に保留玉の貯まり具合や液晶演出によってはハンドルから手を離すことで玉の発射をストップし消費金額を抑えることも可能です。

 パチスロのウエイトは規則改正をしてもう少し短縮されてもいいのではないかと個人的には考えます。そしてわたしのウエイト(weight)も、もう少し小さくならないかなと思う今日このごろです。

 (涙)

 

  • ちょっと待って!ウエイトがかかるから消費金額が抑えられる
  • 1ゲームに4.1秒を要する
  • パチンコは1分間に100発以内の発射個数

 

□□□ ハナビの遅れとウエイト音

 

 ウエイトの話が出ましたので少し話をハナビに戻します。ハナビを打つ上でひとつのアクセントになるのが「遅れ」の存在です。この遅れに関してはまた別の記事で書いてみようと思いますがウエイトを効かせる(4.1秒以内で遊技を終え続ける)ことで遅れの発生を察知しやすくなるという利点があります。

 ウエイトがかかりリールが回りだすまでの間、ボリュームはかなり小さいですが「ウエイト音」というものが鳴っています。ウエイト音って何?という人は急いで回してみてリールが始動するまでの間、注意して音を聞いてみてください。

 通常時はウエイト音→スタート音と同時にリールが回転、という流れになるのですが遅れ発生時はウエイト音→リールが回転(遅れ)→スタート音という順番になります。ウエイト音がスタート音に切り替わるまでに一瞬間が空きます。この「間」が遅れです。遅れがわからないという人はウエイトをかけてその音に注目ならぬ注耳してみてください。

 

それでは、また。

 

今後も当たり前の常識から、意外とみなさんが知らない話まで幅広く記事を書いていこうと思います。

 

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